ノノグラムの解き方入門|行と列の重なりで確定マスを見つける

ノノグラムは、行と列に並んだ数字のヒントだけを頼りに、隠れた模様をぬり出すパズルです。ルールは数分で覚えられますが、最初の一手をどこに置くかが分からないと手が止まってしまいます。この記事では6×6の問題を1問通して解きながら、手を探す順番を整理します。順番どおりに見ていけば、当てずっぽうでぬる場面はいちども出てきません。

ヒントの読み方

上と左に並ぶ数字は、その列・行でつづけてぬるマスの数を表します。数字が2つ以上あるときは、かたまりのあいだに1マス以上の空きが入ります。たとえば6マスの行のヒントが「1 2」なら、1マスのかたまりと2マスのかたまりが、この順に、あいだを1マス以上あけて並ぶという意味です。

もうひとつ大事な道具が×のしるしです。ぬらないと分かったマスに×を付けておくと、そのラインに残った候補が狭まり、交差する反対向きのラインも決まりやすくなります。×は答えの判定には関係しない補助メモですが、これを省くと途中で手が見つからなくなります。

今回解く問題です。ぬるマスの総数は数えられませんが、ヒントの数字を全部足せば分かります。

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この記事で解く6×6の問題。行と列のヒントだけで最後まで決まるので、あてずっぽうは一度も要らない

手を探す順番

ノノグラムで迷子になるのは、たいてい「見る順番」を決めていないときです。次の3段階を上から順に試し、1マスでも決まったら一番上に戻る、という進め方をおすすめします。

  1. 置き方が一通りしかないラインを探す(ヒントが 0 のライン、またはヒントの合計 + かたまりのあいだの空き = マス数のライン)
  2. 一通りではないラインで、左寄せと右寄せが重なるマスをぬる
  3. 決まったマスと交差する、反対向きのラインを見直す

手順1: 置き方が一通りのラインから

まず、そのラインに置き方がひとつしかないものを探します。分かりやすいのは2種類です。ひとつはヒントが「0」のラインで、ぬるマスが1つもないという意味なので、そのライン全部に×を付けられます。もうひとつは、ヒントの数字の合計に、かたまりのあいだの空きの数を足した値がマス数とちょうど同じラインです。たとえば6マスでヒントが「2 3」なら、2 + 1 + 3 = 6 でぴったり収まるため、ぬり方が1通りに決まります。

今回の問題でこれに当てはまるのは4行目だけです。ヒントが「0」なので、6マスすべてに×を付けます。

手順2: 左寄せと右寄せの重なりをぬる

置き方が複数あっても、そのすべてに共通するマスは確定できます。これがこのパズルの中心になる考え方で、いちばん左に寄せた置き方といちばん右に寄せた置き方を重ねて、両方でぬられているマスを探すだけです。5行目のヒント「5」で試してみます。

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いちばん左に寄せた置き方
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いちばん右に寄せた置き方
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重なった4マスは、どちらの置き方でもぬられるので確定する。両端の2マスはまだ決まらない

6マスに5マス分のかたまりを入れるので、動かせる幅は1マスしかありません。その結果、真ん中の4マスはどう置いてもぬられることになります。かたまりが長いラインほど動かせる幅が狭く、確定するマスが多くなるので、数字の大きいラインから見るのが効率的です。

同じ見方を残りのラインにも当てはめます。3行目の「2 2」と6行目の「1 3」も、数字とすき間で5マス分を占めるので動かせる幅が1マスしかなく、重なりが出ます。4列目と5列目の「2 2」も、縦に見れば同じことが言えます。手順1と手順2で決められるところを出し切ると、盤面はこうなります。

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手順1と手順2をすべてのラインに当てはめ切った盤面。何も無い状態から1本のラインだけを見て決まるマスは、これで出し切った

手順3: 行で詰まったら列を見る

ここから横のラインを順に見ていけば少しずつは進みますが、いちばん効率がよいのはいま決まったマスと交差するラインへ視点を移すことです。ここまでで決まったマスは、まだ何も決まっていない縦のラインを横から支える情報になっています。

2列目を縦に見てみます。ヒントは「1 1 1」で、1マスのかたまりが3つ、あいだを1マス以上あけて並びます。6マスに置く方法は本来4通りありますが、いまは3行目と5行目がぬられ、4行目が×と分かっています。この3つの情報を満たす置き方は1通りだけです。1行目がぬられ、2行目と6行目が×と、3マスまとめて決まります。2列目のヒント自体は最初から見えていたのに、単独では1マスも決まらなかったラインです。

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2列目の「1 1 1」は、横のラインで3行目・4行目・5行目が分かった時点で置き方が1通りに決まる

これがノノグラムの進み方です。1本のラインで手が尽きたら、そのラインで決まったマスが交差している反対向きのラインを見ます。そこで1マスでも決まったら、また元の向きに戻ります。この往復だけで、最後まで詰められます。行き詰まったように見えるときは、たいてい直前に決まったマスと交差するラインを見ていないだけです。

解き終わりまで

同じ往復を続けると、この問題は最後まで決まります。完成図は次のとおりです。抽象的な模様なので絵の名前は付いていませんが、どのマスも理屈で決まったマスです。

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完成図。行と列のヒントだけで、当てずっぽうなしにここまでたどり着ける

最後にひとつ、初心者がつまずきやすい点を挙げておきます。ぬれるマスを探すのに夢中になって、×を付けるのを省略してしまうことです。×は答えに影響しないので後回しにしたくなりますが、手順3の往復は「そこはぬらない」という情報があって初めて働きます。×を省くと、決まるはずのラインが決まらなくなり、当てずっぽうでぬることになってしまいます。

脳タイムのノノグラムで実践する

脳タイムのノノグラムは、毎日1問を全員で解く毎日パズルです。盤面は6×6で、この記事の問題と同じ大きさです。「ぬる」と「しるし」を切り替えてマスをぬり、答えでないマスをぬるとミスになります。ミスが4回に達するとそのプレイは終わりなので、当てずっぽうでぬり進めるやり方は通りません。逆に言えば、この記事の3段階を順番に回していけば、ミスをせずに解き切れるように問題が作られています。

毎日パズルなので、1日1問だけ、ダウンロードも登録もなしで遊べます。今日の1問を解き終えて物足りないときは、レベルを選んで何度でも遊べるパズルもあります。広告なしの無料ロジックパズル6選にまとめてあるほか、確定マスの見つけ方が似ているマインスイーパー定石パターン完全図解もご覧ください。

よくある質問

Q. どのラインから手を付けるのが正解ですか?

数字の大きいラインからです。かたまりが長いほど動かせる幅が狭くなり、左寄せと右寄せの重なりで確定するマスが増えます。逆に数字が小さくて数の多いラインは置き方の自由度が高く、最初に見ても決まりません。

Q. ×は付けなくてもよいのではないですか?

クリアの判定はぬるマスだけで決まるので、×を付けなくてもクリアはできます。ただし、交差するラインを見直すときに「そこはぬらない」という情報がないと候補が絞れず、途中で手が見つからなくなります。手数ではなく確実さのために付けるものだと考えてください。

Q. どうしても次の一手が見つからないときはどうしますか?

直前に決まったマスと交差するラインを、順番に1本ずつ確かめてください。ノノグラムで手が止まるのは、ほとんどの場合そのラインの見落としです。この記事の問題のように、行と列のヒントだけで最後まで決まる問題では、当てずっぽうやしらみつぶしの試し置きは必要ありません。

Q. 盤面が大きくなっても同じ手順で解けますか?

解けます。ラインの長さが変わっても、置き方が一通りのラインを探す・左寄せと右寄せの重なりをぬる・交差するラインへ移る、という3段階はそのまま使えます。盤面が大きいほど1本のラインで決まるマスの割合は下がるので、往復の回数が増えるだけです。

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