マインスイーパーで開いたマスの数字は、隣接する8マスにある地雷の数を表します。この記事はマインスイーパー定石パターン完全図解の続編として、その中でもっとも出番が多い「1-2系」の形だけを取り出し、なぜそのマスが確定するのかを一つずつ図解します。結論を丸暗記するのではなく「2つの数字を引き算する」という理屈で覚えると、盤面が回転していても左右が逆でも同じように使えるようになります。
図はすべて盤面全体です。数字マスの周りのマスがすべて図の中にあるので、どの数字もそのまま手がかりとして使えます。図の✕は地雷と確定するマス、◯は安全と確定するマスで、パターンで決まる分だけでなくその盤面で確定するマスすべてに印を付けています。
2つの数字を引き算するという考え方
1つの数字だけを見て確定できるのは、隣接する未開放マスの数がその数字とちょうど同じとき(全部地雷)か、旗の数が数字と同じになったとき(残りは全部安全)の2通りだけです。1-2系のパターンは、そこから一歩進んで隣り合う2つの数字が受け持つマスの重なりを引き算することで成り立っています。
次は7×7の盤面で、下の一列だけが未開放マスとして残っている場面です。左から2番目の「1」と3番目の「2」に注目してください。
「1」が受け持つのは下の3マス(左寄り)、「2」が受け持つのは下の3マス(1マス右にずれた位置)で、重なっているのは中央の2マスです。「1」が言っているのは「重なりの2マスにある地雷は多くても1個」ということなので、「2」が必要な2個をそろえるには、重なりの外側にあるマス(左から4番目)が地雷でなければ足りません。逆に「2」の地雷2個のうち1個は必ず重なりの2マスに入るため、「1」の1個も重なりの中で足りてしまい、左端のマスは安全と確定します。
この2マス(左から4番目が地雷、左端が安全)が、この2つの数字だけで分かることです。中央2マスはどちらか一方が地雷というところまでしか分からず、決めるには隣の数字との引き算が必要になります。そうやって順に引き算していくと、この盤面では下の7マスすべてが決まります。
このように、確定するのは2つの数字が受け持つマスの「差」の部分です。1-2系のパターンはすべてこの引き算の組み合わせなので、仕組みが分かれば形を暗記しなくても自分で導けます。
1-2系パターンの図解
ここからは、引き算を2回・3回と重ねる形を順番に見ていきます。
1-2-1パターン
「1・2・1」と3つの数字が並ぶ、もっとも頻繁に現れる形です。次の図では右寄りの「1・2・1」がその形になっています。左の「1」と「2」で引き算をすると右寄りのマスが地雷、右の「2」と「1」で引き算をすると左寄りのマスが地雷になり、中央のマスには地雷が残らないという結論になります。
覚えておきたいのは、確定するのが数字の真下3マスだけではないという点です。両端の「1」はどちらも真下の地雷1個で受け持ち分を使い切るので、そこからさらに外側の2マスも安全と分かります。1-2-1を見つけたら、真下3マスだけで満足せず外側まで開けてしまうのが効率的です。
1-2-2-1パターン
「1・2・2・1」と4つ並ぶ形です。1-2-1と1マス違いですが、確定する場所は内側と外側で入れ替わります。地雷になるのは内側の2マス(2つの「2」の真下)で、外側は安全です。次の図は10×10の盤面で、中央付近に「1・2・2・1」が並んでいます。
引き算の順番はこうです。並びの左側の「1」と隣の「2」を比べると、「2」だけが受け持つ右寄りのマスが地雷と決まります。同じことを右側から見ると、もう1つの内側マスも地雷と決まります。地雷2個の位置が決まれば、両側の「1」が受け持つ地雷はそれで足りているので、その真下と外側のマスはすべて安全です。1-2-1では「両端が地雷」、1-2-2-1では「内側が地雷」と、答えが逆になるのはこの数え方の違いによるものです。
縦向き・左右反転でも同じ
引き算で成り立っているパターンなので、向きは関係ありません。次の図は数字が縦に並び、未開放マスが右の一列に残っている場面です。「2」を挟んだ縦の「1・2・1」に注目すると、横向きの1-2-1とまったく同じ結論になります。
実戦では横向きよりも縦向きや、盤面の左右が反転した形のほうが見落としやすくなります。数字の並びを探すときは、行方向だけでなく列方向にも目を走らせるようにしてみてください。
当てはめる前に確認したい3点
1-2系のパターンは強力ですが、当てはめる条件を外すと逆に事故を招きます。旗を立ててしまうと、その後の「数字と旗の数を比べる」推論まで巻き添えで狂ってしまうので、印を付ける前に次の3点を確認するのが安全です。
- 並んだ数字マスが受け持つ未開放マスが、対象の一列だけに収まっているか(数字の反対側や斜め上などに未開放マスが残っていると、地雷がそちらに逃げられるので引き算が成り立たないことがあります)
- 数字の並びを取り違えていないか(1-2-1と1-2-2-1では地雷になる場所が内外で入れ替わります)
- すでに旗を立てたマスがある場合は、その数を数字から引いた値で引き算しているか
1番目がとくに大事です。未開放マスが数字の周りにぐるりと残っている序盤の局面では、見た目が1-2-1でも真下のマスを地雷と断定できないことがあります。盤面の端まで開けて未開放マスが一列に並んでからのほうが、パターンは安心して使えます。
2番目は、上の1-2-2-1の図をもう一度見ると分かりやすいです。あの並びに1-2-1の結論(両端が地雷)を当てはめると、実際には安全な外側のマスに旗を立ててしまいます。数字を「イチ・ニ・ニ・イチ」と口に出して数えるだけで、この取り違えはかなり防げます。
3番目も見落としやすい点です。たとえば旗が1つ隣接している「2」は、残りの未開放マスに対しては実質「1」として扱います。旗を含めたまま数えると、1-2-1と1-2-2-1の取り違えと同じ間違いが起きます。どうしても確定できない局面の考え方はマインスイーパーの確率の考え方で詳しく扱っています。
脳タイムのマインスイーパーで実践する
パターンは読むだけでは身につきにくいので、実際の盤面で探す練習が近道です。脳タイムのマインスイーパーは盤面サイズを7×7・10×10・13×13から選べ、難易度は入門から達人までの5段階です。まずは7×7の盤面で、数字が2つ以上並んでいる場所を見つけたら引き算してみる、という手順を繰り返すのがおすすめです。地雷と確定したマスは旗モードに切り替えてタップする(長押しでも旗が立ちます)と、次の推論に使える手がかりとして残せます。
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